昔のハネムーン
じょうずな旅行のしかた

(2)宿や乗り物の予約をする

春や秋の観光シーズンにかかっているときはもちろんですが、たとえ、シーズン以外のときでも、必ず、宿や乗り物は前もって予約をしておきましょう。普通の旅行のときでも、旅行先め宿や乗り物の予約はしておきたいし、またしておいたほうが安心ですが、なかには、ボクは旅慣れているから、行きあたりバッタリに宿をさがしたり、列車に乗ったりしたほうが、ずっとスリルがあっておもしろいよ、という人もいます。

しかし、これは新婚旅行にははなはだ危険なやり方です。新婚旅行の二人が、きまった宿もなくてウロウロするのは、みっともないことですし、また、たとえ宿は見つかったとしても、隣りのへやが団体客でドンチャカ、ドンチャカとやられて、一晩中眠れなかったり、うすぎたないへやに通されて、せっかくの新婚気分を-こわされたり、ということにもなりかねないのです。

新婚旅行として宿が予約してあれば、宿のほうで竜、いろいろとそのためのサτビスをしてくれますし、よけいな心配をするわずらわしさもなく、気分的に竜ゆったりとしたハネムτンを楽しめます。乗り物の予約も、それがしてあれば、時間前に行って座席の確保をしなければならないという心配もないわけです。ただ、この乗り物の予約は観光シーズシになると、席がとれないこともありますから、なるべく早めに申し込んでおきた、いもの。乗り物や旅館の予約は、旅行の一、二ヵ月前までに必ずしておきましょう。


乗り物の予約は

乗り物の予約制は、全部にあるわけではなく、国鉄の特急券や寝台券、急行の座席指定券などには予約はできません。しかし、同じ国鉄でも、湘南準急の「おくいず」、「伊豆」、「はつしま」、「たちばな」、「十国」、「いでゆ」などの列車、日光方面へ行く日光号、中禅寺号などのように、座席指定つき準急券の予約を乗車日の一ヵ月前から受けつけているものもあります。特急券、寝台券、座席指定券は、乗車日の十四日前から発売していますが、二等の寝台券は七日前からの発売となっています。

ただ、この場合でも、前もって交通公社の営業所へ申し込んでおくと、便利です。しかし、この申し込みは予約ではありませんから、申し込んでおいて、その券がとれるかどうかは、その発売日になってみないとわからないわけです。また、私鉄の場合は、特急や、飛行機、汽船、急行バスなど、座席指定制の毛のなら、たいてい、予約の取扱いをしていますので、早手まわしに準備をしておくことがたいせつです。私鉄の場合の予約は、だいたい一カ月前からが普通です。


旅館の予約は

一口に旅館といっても、普通の旅行とは違って、新婚旅行の場合の宿は、どんな旅館でもよいというわけにはゆきません。そこで、新婚旅行向きの旅館ということですが、それには、

○客室の設備がよいこと。バスつきとか、離れのへやなら、じゅうぶん。
○団体客が少ないこと。
○環境がよいこと。静かな落ち着ける宿であることです。

などの条件があり、こうしたことをあてはめてみると、理想的な新婚の宿は、全国でもさほど多くはないということになりましょう。和式の旅館には、ゆっくりとくつろげる特色がありますが、反面にプライバシー、夫婦だけの場を完全に保っておけないという難があります。

もっともこの点は最近はいろいろと改善されてきていますが。また、人によっては、ときに出会う押しつけがましいサービスはいらない、という場合もありましょう。また、予約をする場合には、必ず新婚旅行であることをつけ加えます。新婚旅行だと、はっきりいったほうが、旅館のサービスがいいのが普通です。

こうした和式の旅館のほかに、洋式の旅館・ホテルがあります。最近の観光ブームにのって、ホテルはずいぶん増築されたように思えますが、まだまだその数は不足で、やはり予約は早めたしたいものです。また、ホテルによっては予約の新婚旅行のお客にデコレーションケーキを祝ってくれるところがあります。ホテルに着き、予約のへやのカギをあけると、テーブルの上に二人のイニシャルを入れたデコレーションケーキが飾ってあったりする、ちょっとうれしい心づかいです。

ホテルでは、フロント(帳場)で名前と住所をカードに書き込んで、カギを受けとると、へやは完全に自分たちのものになって、ホテルーから必要以上の世話をやかれるようなことはありません。また、食事費は別になっているので、外で簡単にすませることもできましょう。しかし、その反面に、へやから一歩廊下へ出れば、寝巻やスリッパでは歩けないという窮屈さがあります。


予約について気をつけたいこと

こうした予約をする場合、一つ一つを別々に申し込むと、思わぬ手違いをつくることが少なくありません。乗り物や宿の予約も、全行程を通じてまとめて申し込むのが、いちばんじょうずなやり方だといえます。この予約は、交通公社の営業所や旅行業者などを通じて申し込むのが便利ですが、旅館をきめるときは、じゅうぶんに自分の希望、たとえば、駅に近いとか、静かな離れとか、宿料はどのくらいとかを係員に話し、好みに合った旅館を選んでもらうのが、新婚旅行をいっそう楽しいものにする一つのコツといえましょう。